マイクロチャンネルクーラー
概要
フラウンホーファーレーザテクノロジー研究所(ILT、ドイツ)と共同で高出力LDモジュールの長寿命化を可能とする新構成のマイクロチャンネル・ ヒートシンクを開発いたしました。素材としての銅とモリブデンの相補作用および内部微細加工技術で低熱抵抗かつLD搭載面のCTEの最適化を実現しています。 内部流路をAuめっき処理し、耐腐食性を向上させています。
特長
LDモジュールの高出力化・長寿命化を実現
120W超LDを搭載可能
熱膨張係数(CTE)8ppm/℃を実現
- サブマウントを介さずに、LD素子の直接実装が可能
LDモジュールの長寿命化が可能
- LD接合エリアのCTEをコントロール
- 内部流路をAuめっき処理し、耐腐食性を向上
LD接合エリアへのAuSn蒸着
レーザ技術の研究で著名な独Fraunhofer研究所(ILT)と共同開発
熱膨張マッチング構造(Cu-Mo-Cuの7層構造でCTEをコントロール)
その他オプション
材料はCu-W-CuおよびCuへ変更が可能
(Cuの場合はサブマウントが必要になります。)
ダイヤモンドターニング加工可能
※本製品は日本国内・海外(米/欧州EPC締約国)で特許を取得済みです。
流体シミュレーション例
標準品の評価特性<参考値>
特 性 | 備 考 | |
---|---|---|
熱抵抗 | Approx. 0.5℃/W | 500ml/min |
水 量 | Approx. 500ml/min | 150kPa |
反 り | <1μm | LD接合エリア |
寸 法 | 11.0×20.0×1.55t(mm) | シングルタイプ |
11.0×27.0×1.55t(mm) | スタックタイプ |
市場・用途
産業用レーザー
- 溶接、切断、マーキング、表面処理(アニール等)用レーザー機器など
- 医療用レーザー機器(眼科治療、脱毛処理)、内視鏡など