絶縁型Cu-AlN-Cuサブマウント
概要
高出力LD モジュールヒートシンク用途のサブマウントです。Cu-AlN-Cuの3層構造により、高熱伝導率と絶縁性を両立しています。また、熱膨張率においても、Cuめっき部の厚みを最適値にコントロールすることにより、LD素子とのCTEマッチングが可能で高出力化、長寿命化を可能とします。なお、形状においても、クリティカルエッジ部に対してはプルバックがないため、 自由度の高い設計が可能です。
特長
特長
高熱拡散性と高熱伝導率を実現し、絶縁性を確保
- CuとAlNの複合構成とし、高熱伝導率と絶縁性を両立
熱膨張係数(CTE)をコントロール
- CuとAlNの厚みを最適値に設定し、LD素子とのCTEマッチングが可能
マルチエミッター用途に最適
LD搭載面クリティカルエッジ部のプルバックなし
- Pサイドダウン型LDに最適
AuSn・AuGeはんだ蒸着対応が可能
シャープエッジによりLDのアライメント性を向上
- エッジR 20μm以下
特性比較データ<参考値>
※横にスクロールしてご覧ください。
単位 | Cu-AlN-Cu | AlN | CuW(10/20) | |
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材料特性 | − | 絶縁性 | 絶縁性 | 導電性 |
熱伝導率 | W/m・K | 190〜250※ | 170 | 180/200 |
熱膨張率 | ppm/℃ | 6〜10※ | 4.6 | 6.5/8.3 |
電気抵抗率 | Ω・m | - | - | 5.3/4.0 (×10-8) |
最大使用電圧 | V | <200 | <200 | NA |
比誘電率(@1MHz ) | - | 9 | 9 | NA |
誘電体損失( Tanδ ) | - | 5×10-4 | 5×10-4 | NA |
※設計によりコントロールが可能
市場・用途
産業用レーザー
- 溶接、切断、マーキング、表面処理(アニール等)用レーザー機器など
- 医療用レーザー機器(眼科治療、脱毛処理)、内視鏡など
半導体
- パワー半導体、MPUなど
デジタル機器
- レーザープリンター、デジタル複合機など